今回の出張は大阪に二泊したんだけど、泊まったホテルは十三にある「プラーザオオサカ」というところだった。十三って知らなかったんだけど、かなりヤバイ歓楽街であって駅からホテルに向かう途中、しょっちゅう客引きに声を掛けられる。
ホテルはラブホ街にあって、このホテル以外は全部ラブホといってもいいくらいである。
なぜだか、プラーザオオサカだけは不通のビジネスホテルで、ビジネスマンらしき人も泊まってるが、この人達も私と同じように動揺しているか、目的が違うかだね。
昨夜は弟と飲んだ。
弟とは以前いつ一緒に酒を飲んだかー思い出せないくらいに会ったのは久しぶりだ。
弟には「十三に泊まってるなんて大阪人が聞いたら、不順な目的で泊まっていると誤解するからね」と言われた。それくらいに大阪ではHな歓楽街みたいだ。
札幌のすすきのも、確かに歓楽街だけど「すすきのに泊まっている」と言っても、「へえ、そうなの」って感じだけどね。東京だった、目黒とか川崎に泊まっているって言ったって、そんなに変な目では見られないのになあ、大阪ではそういう役割を果たすための街があるってことだ。
さて、弟は某ビール会社に勤務していて、娘も2人いて単身赴任している。以前は同居していたんだが、仙台にマンションを持っているので、娘が高校に入るタイミングで弟以外の家族は仙台に引き上げてしまった。
てっきり子供たちがそうしたかったのかと思っていたけど、そうじゃないらしい。
弟が言うには「大阪の女になってほしくない」んだそうだ。
なぜ、大阪の女が嫌なのかー
馴れ馴れしく、雑なところが嫌なんだとか。
奥さんも大阪に住んでいる間にすっかり大阪の女に豹変してしまったらしく、それが弟としては不満なんだとか。。
何もそこまでーと思うけど、実際に住んだらそう思うんだな。
大阪という街はそういう独特な街なのかもしれない。
最終日は、チェックアウトのリミット11:00までのんびりしてしまった。
2日間、35℃前後の気温で、外に出たらまた暑いんじゃないかと思うと億劫になったんだ。でも今日は曇り空で、チェックアウトして、外に出た途端に雨がぱらついて、電車に乗っている間にしっかり降り出してしまった。
ああ、これじゃあ大阪観光もできないと思い、そうなるともはや食事くらいしか楽しみはなくなってくる。
傘も持ってきていないし、雨に当たらず、食事ができるとしたら、梅田の駅周辺くらいか。
梅田駅の近くにはお好み焼きの有名店などもあるので、店の前まで行ってみたが、どこも長蛇の列で聞いてみたら1時間待ちとのこと。
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ぼてぢゅう 阪急サン広場店
どうでもよくなって、「ぼてぢゅう」に入った。昨日の酒がまだ残っていたんだけど、この蒸し暑さは潤いをほしがる。
というわけで、ビールとお好み焼きでランチ。
お好み焼きは確かに美味しいんだけど、お好み焼きの良し悪しは私にはわからない。まずいお好み焼きは多分わかるが、美味しい中でも、どんなお好み焼きが感動を呼ぶようなお好み焼きなのかがさっぱりわからないのだ。そもそもがお好み焼きが主食というより、どちらかというと和製ファーストフードの代表格みたいに思えてくるからかな。地元の人はそうじゃないんだろうけどね、僕にはそうとしか思えないんだよね。
というわけで2泊3日の大阪滞在は終わったわけだけど、大阪は嫌いではないが、やっぱり違和感を感じる街だった。その違和感の中にいるというのも悪くないのかもしれない。
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