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2012年10月28日 (日)

これでよろしくて? …で少しよろしくなる。

これでよろしくて? 『これでよろしくて?』 (中央公論新社)
川上弘美 (著)
価格:\1418

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変わったタイトルの本だけど、「嫁」「姑」というテレビドラマにあるようなテーマを扱っている。では、嫁-姑って何でテレビドラマによくあるのかというと、家族という組織の中で、問題を引き起こす原因として最も多いからに他ならない。

母親としては、長いことかけて息子を育ててきているから、嫁より息子のことを知っていると自負するものである。それに対して嫁は、夫の気持ちは本当は自分に向いていると思っている。その間で、息子が右往左往するわけだが、実はそう簡単なものではない。嫁にも器用な嫁と不器用な嫁がいるからだ。

実は私は自宅に帰ると妻の母親と同居しているので、こういう問題には少し敏感なのだ。
婿じゃないんだけどね。器用な婿と不器用な婿がいるとすれば、私は後者かなと思う。これは自分とは血の繋がりのない家族(妻もそうだけど)がいるというのは、なかなか厄介なものだと思ってきた。だけど、そうではないんだな。

主人公の菜月がこう気づいてしまうんだな。
そうだ、わたしはだんだんとわかってきてしまったのだ。
時が、わたしたちを変えてゆくということが。
場所をうつることが、わたしたちを変えてゆくということが。
人と会うということがわたしたちを変え、人と別れることがわたしたちを変えてゆくということが。
変わりたくなくとも、変わるつもりがなくとも、情け容赦なく、わたしたちたちは変えられてゆくということが。

この作品は、人間関係というものは、相手が誰であれ、自分は変えられ、影響を受け、時には翻弄されるというのは避けられないのだと言っているわけだ。
まあ、そうだな。
今、会社という組織、自分の家庭を振り返ると、「本当はこうじゃなかった」と思うことはたくさんあるけれど、今の状態は本来の姿じゃないなどと思っても何も始まらない。自分そのものなんだから。

本作は、劇的なドラマはないけれど、そういうことをじわじわと気づかせてくれ、さわやかな読後感だった。

人生は色々と面倒なことばかりだけど、それが人生なんだな。

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