中国のドメインなんていらない。
会社の問い合わせ用のメールアドレス宛に2日前にこんなメールが届いた(英語なんだけど、簡単にいうとこんな内容)
弊社はドメイン登録会社の責任者のJohnである。貴社が使用している"xxxxxx"(←うちの会社の.co.jpを除いたもの)をドメイン及びインターネットキーワードとして使用したいH社という企業から依頼を受けて登録する際に、貴社の"xxxxx"とかち合っていることに気づいた。H社は中国及びアジア地域で、画期的な商品を"xxxxxx"という名称で販売しようとしているが、貴社はH社と何か関係があるのか?ないようであれば、使用を控えていただきたい。このメールをCEOに転送いただき、回答いただきたい。
そんなわけで、社長が「英語で返事作ってくれ」というので、こんな風に返した(社長宛に送って社長がコピペして出した)。
弊社はH社とは何ら関係ない。弊社は2010年3月にこのドメイン名を登録し、現在1日当り300PV程度のアクセスがある。弊社としては受け入れられない。
そうしたら、昨日、Lという人からメールが来た。不思議なことにyahoo.cnドメインのメールアドレスから。。
Johnからの判断を待っている。弊社としてはこの名称の製品はは中国及びアジアにおいて非常に重要であり、貴社にはこの名称を使用してほしくないし、弊社が法的にこの名称(商標になるのか?)の正当な所有者になるだろう。Johnがどう判断しようが、弊社は登録の上、恒久的にこの名称を使用していくつもりだ。
返信くれということでもなく、一方的な言い分のメールだ。しかも、署名欄もなく、H社という会社自体、どこにあるのかもわからないし、電話で連絡を取ることもできない。社長からはどうする?無視しようか…と言われたんだけど、「とりあえずは慎重に対応しようよ」と話した。
商標対商号はどっちが勝つかというと商標が勝つんだよね。だから最近は弁理士も商号を商標登録したほうがいいという。弊社の場合、商号はカタカナなんだけど、ロゴやドメインは"xxxxx"と表記しているから、もし日本でH社が"xxxxx"を商標登録してしまったら、使えなくなる可能性が高いね。
但し指定商品(商標使用の分野・分類)も登録しなければいけないので、まったく違うジャンルの製品で、類似しているといえない場合は無効になるだろうから、要は消費者がこの2つを混同しちゃうかどうかという類似性の問題になっちゃうだろう。
そして、さらにJohnからメールが来た。
H社と貴社は無関係ということはわかった。H社には他のドメイン名に変更したほうがいいとも話した。ドメインの登録は国際的にも企業や個人に開放されており、皆権利を持っている。H社はそれでも、CN/Asia domain names (.asia/.cn/.com.cn/.net.cn/.org.cn) を登録する可能性があり、それが貴社にとっては障害になる可能性もある。貴社が先んじて登録する意向があるなら、価格表などを送ることもできる。
ってさ。
中国のドメインを登録させるための策略?
Johnのドメインで詐欺まがいの内容の報告がないかググってみたんだけど、今のところ情報なし。
油断はできないので、もう少し背後を洗ってみるか。。
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コメント
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詐欺なんだろうね。きっと。
この記事が参考になる。
http://labs.cybozu.co.jp/blog/akky/archives/2009/05/eworld-hk-domain-name-spam.html
投稿: purucorgi | 2012年9月13日 (木) 04時28分