Attachment ExtractorをEDIライクに使ってみる。
あるお客様で、仕入先からデータを毎日送っていただき、システムで取り込むことになりました。
相手先との打合せに参加して、データを受信するのはいいけれど、その方法を巡って次に3つの案から決定することにしたのですが、どの方法を選択するかは当社に決定してほしいとのお客様からの依頼です。
(1)全銀TCPで送信
(2)WEBサーバがあるのであれば、FTPかサーバへのファイルアップロード
(3)メールで送信
お客様の希望は、なるべく安く、業務負荷は少なく…
(1)は最も一般的な方法でしょうが、お客様の全銀TCPの通信ソフトが必要になりますし、スケジュール受信を考えるとさらに投資が…
(2)もありでしょうが、外部に公開できるWEBサーバはない。
(3)仕入先がメールで送ってもよいと言っているわけだから、それでもいいのですが、お客様はメールでいちいち受信して決まったフォルダに保存するというのは面倒だ… そうですよね。
自動的にメールを受信し、決まったフォルダに添付ファイルを勝手に保存してくれればいいんだけどなあ…
探してみたら、こんなものがありました。
Attachment Extractor 1.3.5
このソフトウェアは、MozillaのメーラーThunderbirdのアドオンで、どうやら添付ファイルを指定したフォルダに勝手に保存してくれるようです。
早速ダウンロードしてみました。
▼Attachment Extractor 1.3.5 ダウンロード
https://addons.mozilla.org/ja/thunderbird/addon/556/
事前の情報では日本語に対応していると書かれていましたが、ダウンロードしてわかったのは、Ver.1.3.5は日本語に対応していないようです。また、旧バージョンは日本語対応でしたが、現在の最新版であるThunderbird 3.1には対応していないので、Thunderbirdの旧バージョンをダウンロードするか、Attachment Extractor英語版でやるかのいずれかしか方法はありません。
通常の選択肢ですと、英語版だろうが最新版がいいに決まっているので、英語版の1.3.5でいくことにしました。
ところが、意外に設定項目が多い。
つまり、思った以上に色んな機能がついていたということなのですが、その設定方法がよくわからないのです。
こちらがやりたいのはただ単に、メーラーが立ち上がっている間、受信したメールの添付ファイルを決まったフォルダに自動で落としてくれるだけでいいんですが…
適当に設定してやってみましたが、受信しても自動で落ちてくれない。
さんざんテストした挙句に1箇所設定を変えてみたら、あっさりうまくいきました。
設定は以下のとおりです。
デフォルトの設定はあまり触っていませんが、下記の設定であれば、やりたいことはできるようです。
このOnly Auto-Extract when new message has been tagged with a matching tag のチェックが入っていたためにうまくいかなかったようです。このチェックをはずせばOK。
以上の設定で、こんなふうに指定したフォルダに自動で添付ファイルが落ちてくれました。
こういうニーズって、他でもありそうだよね。
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投稿: Rogereduct | 2021年5月16日 (日) 01時10分