2017年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

最近のトラックバック

purucorgi's Bookshelf

  • ▼整理中...

« IMEはGoogleに変えてしまおうかな… | トップページ | 「フレッツ・ウィルスクリア」って?ウィルスバスターと違うの? »

2010年2月13日 (土)

あの古道具屋は今…

中野商店 『古道具 中野商店』 (新潮文庫)
川上 弘美 (著)
価格:¥540

Amazon amazon.co.jpで見る

古道具屋っていうのは骨董品屋とは違います。また、古道具屋は「リサイクルショップ」と同義と言えますが、その店舗の雰囲気からして、この店は「リサイクルショップ」ではなく「古道具屋」という店構えが確かに確立されていると私は思います。

今もあるのかなあ… あの古道具屋。そもそもリサイルショップは商品を陳列するのに店舗面積を必要としますので、郊外の大型店も増えてきましたが、気になります。

以前務めていた会社の社長は、そんな古道具屋が好きで、本人は「骨董屋に行ってくる」というのですが、私も同行したときに陳列した商品を見ながら「これは骨董品じゃないなあ」と思っていたのでした。

本作の舞台となる「中野商店」のオーナー「中野さん」は、自分の店を「骨董屋ではなく古道具屋」と言うのです。あの雑然とした古道具屋をすぐに思い出し、古道具屋は大して広くない店舗で、決して整然とはしていませんが、その品揃えや陳列の仕方にお店のポリシーを感じるものです。

骨董屋と違い、古道具屋は几帳面な人がやっちゃいけない-そんな気がするのですが、中野商店の中野さんはまさに典型的な古道具屋のおじさんで、それをとりまく人たちは皆少しずく奇妙で、主人公であるヒトミがその奇妙な世界に浸っていく心理描写を見事に描いています。

全部で12章からなり、それぞれを短編として読めそうなくらいに、よくできています。
とかくエンターテイメント性の高い小説がもてはやされる時代に、こういう作品を読むと落ち着けますね。日常生活を平穏に過ごすようにゆったりした気分で読めます。

ただ私的には最後の「パンチングボール」はいらないなあ。「ジン」で終わってくれていいんですがねえ。
「パンチングボール」は、映画のエンドロールのあとに結末が来ちゃったような感じ。

だって、「パンチングボール」がなければ何か受賞してもよさそうな作品だと言えるくらいに秀作だと思うんです。

まだ読まれてない方は、そういうことを念頭に入れて読まれると、きっと満足できますよ。

« IMEはGoogleに変えてしまおうかな… | トップページ | 「フレッツ・ウィルスクリア」って?ウィルスバスターと違うの? »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/504669/47554348

この記事へのトラックバック一覧です: あの古道具屋は今…:

« IMEはGoogleに変えてしまおうかな… | トップページ | 「フレッツ・ウィルスクリア」って?ウィルスバスターと違うの? »

PR

  • ▼激安インクカートリッジ
  • ▼よなよなエール
  • ▼激売れ美容液
  • ▼ドメイン取得ならお名前.com
  • ▼日本発ラグジュアリーバッグ
  • ▼じゃらんで旅立とう!
  • ▼今注目のLenovo!【クーポンあり】
  • ▼セブンカード
無料ブログはココログ