ROBOCOPYのオプションを正しく使う。
先日紹介したROBOCOPYでのバックアップなのですが、今日、お客様から連絡があり、コピーの途中で、何度もリトライして進まなくなったとのこと。
メッセージは下記の通りです。
2009/08/06 12:07:12 ERROR 5 (0x00000005) Changing File Attributes D:\AAA\BBB.xls
アクセスが拒否されました。
Waiting 30 seconds... Retrying...
これは、仮にDドライブのAAAフォルダにあるBBB.xlsのファイルをEドライブにROBOCOPYした場合の例です。
ROBOCOPYでは、特定のファイルの属性情報にアクセスできない?なんじゃ?
そして、30秒単位でリトライを延々と繰り返します。
「どうやったら止められるの?」
「[Ctrl]を押しながら、[C]を押すと、バッチジョブを終了するか聞いてくるので、[Y]を押して終了しちゃって下さい」
…とりあえず、終了しました。
ROBOCOPYではコピーが失敗した場合、デフォルトでは30秒単位で100万回繰り返すようになっています。
100万回って何よ?
放置したら8,333時間繰り返すってことですか?
Microsoftに文句言っても仕方ないですね。私が悪いんだから…
さて、その回避策はと言うと
1.リトライを減らして、とりあえずはバッチを迅速に終了させる。
→ /Rオプション、/Wオプションを使うこと。
具体的には
/R:2 コピーのリトライの回数を2回とする。
/W:10 10秒間隔でリトライする。
これで、リトライは20秒で次のファイルへスキップしてくれます。本当にいいの?これで。
まあ、いいでしょう。おそらく100万回リトライしてもコピーできないでしょうから…
2.“Changing File Attributes”エラーの回避
→ COPYオプションを使うこと。
具体的には
/COPY:D データをコピーする。
※デフォルトでは、/COPY:DATになっているようです。DAT=Data/Attributes/Timestampですが、今回はAttributesが問題でアクセスできないわけだから、あえて/COPY:Dで指定します。
これで対処完了です。
このROBOCOPYはBUFFALOのTeraStationに対して行っています。TeraStaionはOSはおそらくLinuxだと思うので、ファイルシステムはSAMBAですね。元データはNTFSで、コピー先がSAMBAの場合、Attributesの問題は起こり得るかもしれません。
ご迷惑をお掛け致しました(^-^;
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コメント
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ROBOCOPY参考にさせていただきました。
まさにバックアップ先はTera Stationです。まだ作業前だったので、このオプションは参考になります。
投稿: 同業者 | 2009年8月10日 (月) 21時27分
>同業者さん
お気をつけて~
私のようにハマらないで下さいね。
投稿: purucorgi | 2009年8月10日 (月) 22時09分
どんぴしゃの情報ありがとうございます
投稿: はにー | 2009年10月 6日 (火) 10時10分
>はにーさん
お役に立ててうれしいです。
robocopyは使ってみると便利なコマンドなんですよね。
投稿: purucorgi | 2009年10月 6日 (火) 12時42分
ありがとうございます。助かりました!!
投稿: taka | 2017年2月14日 (火) 18時32分