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2008年9月

2008年9月30日 (火)

『赤朽葉家の伝説』に見る戦後60年史

Akakuchiba 『赤朽葉家の伝説』
桜庭 一樹 (著)
価格:¥1,785(税込)

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ガルシア・マルケスの「百年の孤独」を意識して書かれた本書は、島根県紅緑村の製鉄所を経営する赤朽葉家の三代に渡る女の生きざまを描いた純文学です…と書きたいところですが、そうは言い切れない何というかジャンル不明の作品でした。

第一世代 祖母:赤朽葉家万葉
第二世代 母:赤朽葉毛毬
第三世代 娘:赤朽葉瞳子(とうこ)

第一世代から第二世代までは、千里眼の万葉、暴走族で中国地方を制覇した漫画家の毛毬の、女性の魅力が物語に引っ張っていき、「う~ん、これは中々読ませるじゃないか」と引き込まれていくのですが、瞳子の代になると、いきなりミステリーになってしまう。ミステリーとしての出来も今一つですね。そうそう、やっぱりライトノベル系なんだと思います。

ただ、第一世代から第二世代に至るストーリーはかなり緻密です。読み応えがあります。
戦後復興から高度成長に至る時期の日本は、「強いこと」「上に上り詰めること」「金を稼ぐこと」に価値を見出し、そのために努力すること、精を出すことが偉いとされた時代でした。頑張る日本がそこにはあった。その象徴が赤朽葉家であり、それは強さを意味し、そこに一貫した倫理感もあったわけです。
それに対して、反抗する若者が疑問を投げかけたバブル期。秩序が崩壊し、モラルハザードが発生する。それは言わば成長がもたらした冗長性が生んだ反動とも言えます。それが毛毬の時代でもあり、実際に背伸びし過ぎた人は、身の丈にあったところに落ち着こうとします。そこには「心のふるさと」があり、それがまた赤朽葉家…

そして、瞳子は「辛い思いをするくらいなら金もいらない」という諦念に象徴されるニートの世代。そこには家の存在も希薄で、働く意味もなく、金にも地位にも執着はせず、将来に対する不安はあるけれど、今が大事。考えてみると、戦後から現代に至る日本人の意識の変化には必然性すら感じられます。

このように、本書は日本人が戦後復興から現代に至る60年の歴史の因果関係を、その背景にある風俗を整然と並べて、全くタイプの異なる3人の女性に語らせる作品です。
残念なのは、現代(第三世代)をミステリー化したために、描ききれなかったこと。ホントに惜しい!これを描き行っていれば、直木賞は確実だったと思います(筆者は、本書で直木賞候補となり、その翌年「私の男」で直木賞を受賞)。今後の力作に期待!

2008年9月29日 (月)

さっぽろオータムフェスト2008、大通公園も忙しいね

ANAの機内誌『翼の王国』に紹介されたブラックカレー。
カップに入って550円です。ボリュームはやや少なめ。温たまのほうがいいなあ…Blackcurry

「さっぽろオータムフェスト」が9月19日から10月5日の間、大通公園で開催されています。
今日は午前中に仕事で大通に出る用事があったので、寄ってみました。会場は5丁目から8丁目までありまして、じっくり見て回るだけで疲れます。

■5丁目:ラーメンを主体としたご当地グルメ
5chome

■6丁目:ワイン、タパスが主体。札幌の飲食店からの参加
6chome

■7丁目:ビール、日本酒(北海道の地酒が中心)、焼酎、ワイン、ウィスキーなどを提供するバー
ブラックカレーは、ここの「北洋銀行協賛(なぜ北洋銀行なんでしょう?)コーナー」にある「スノーフーズ」のブースで販売されています。
7chome

■8丁目:全道の特産品市場
※実は歩き疲れて、ブラックカレーを食べて帰ってきてしまったので、見ていません。

今日は、ブラックカレーで済ませてしまったのですが、ちょっと気になるのは、「なんぷエゾカツカレー」です。これは5丁目会場で明日から提供される予定のもので(5丁目会場は期間中3期に分けて店舗が入れ替わる)、エゾシカのカツカレーですね。南富良野町商工会が中心となり、ご当地グルメとして開発したものらしく、南富良野町のレストランがそれぞれ工夫してメニュー化しているようですね。
南富良野ブラックカレー提供店舗
10月5日までの間に食べにいかなきゃいけないですね。南富良野って遠いので、覚悟決めないと行けないですから。

でも、夏はビアガーデン、秋はオータムフェスタ… いつからこんなにイベントが増えたのか?まあ、賑やかでそれもいいのですが、この時期の大通り周辺の飲食店は、結構打撃大きいのではないでしょうか?2次会狙いするしかないでしょう。

『マッカリーナ』の誕生から感じたこと。

Maccarina 『北海道の食彩“マッカリーナ”物語』
笠井 一子 (著)
価格:¥1,785(税込)

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何年前のことだったか、ある企業の高卒採用のために真狩高校の先生とお会いしたことがあります。バイオ園芸コースと生活情報コースの2つのコースからなる同校は、寮もあり、全道から生徒を受け入れているユニークな高校で、当時は道内の様々な高校の進路指導の先生とお会いしていましたが、同校の先生が熱心に農業を学ぶ生徒のことを自信をもって話す様を見て、何がそうさせているのだろうと感じた記憶があります。

マッカリーナは1997年にオープンした第3セクターのフランチレストランです。地産地消の先駆とも言えるこのレストランは、全国的にも余りにも有名ですので、今さらここで紹介するつもりはありませんが、3セクの中でも成功した数少ない事例であり、それを成功に導いた原動力は、プロデュースした一流の調理人、料理研究家、建築家、プランナー達と、真狩村で信念を貫いた役場の人たちの結束であることが、本書を読むとよく分かります。

昨年の今頃は、私も、とあるリゾート再生の仕事をしておりました。未だ再生の道のりは遠いと聞いていますが、田村明氏の「まちづくりの実践」(岩波書店)から引用して、以下のように述べています。
外部から訪れる人は「風」、そこに根を下ろして実践する人を「土」に例える。そこに根を下ろしている人たちには見えない地域の価値と問題点を教えてくれるのは、外部から訪れる人たち(風)であるが、風はそこに常駐することはできず、やがて去っていく。「土」は実践の人であり、風を受けて初めて、気持ちを新たにして実践していくことができる-

風と土の融合…考えさせられますね。マッカリーナプロジェクトとは、ほど遠かったかもしれない。意識は「風」に過ぎなかったのでしょうね。粛々と実践する「土」にはなりきれなかったのでしょう。今でも元部下だった若い力が「土」となり、喜びも悲しみも抱きながら、地道に実践してくれることを祈っています。

来年こそは、抜けるような青空の下、真狩までドライブして、「マッカリーナ」で食事したいものです。

2008年9月27日 (土)

ゴスペルシンガー「kiki」さん

「kiki ゴスペルコンサート」を聴きに札幌南福音教会へ
Kiki
恥ずかしながら、kikiさんのことを全く知らずに行きました。チョコレートの「ロイズ」のCMソング(空へ)を歌っている北海道出身のゴスペルシンガーです。こんなに本格的なゴスペルシンガーが北海道にいたとは驚きです。
曲の合間のトークも興味深く、中学3年のときに父親の事業失敗で一家離散となり、ススキノでホステスをしていた時代の話や4年前の乳がんの手術の話などを通して、彼女のハートの強さを知り、それが歌となって表現されているのだということを理解しました。敬虔なクリスチャンである彼女は、その強さは「祈り」にあると言い、絶対無二の祈る対象がキリストであって、それは人によっては他の宗教に即したものであっても、祈る存在があるということで救われると説いていました。
人は人を簡単に見捨てる。それは友人であれ家族であれ…しかし、どんなに人から見捨てられた人であっても、祈る相手(例えばキリスト)は見捨てない。そういう宗教観を持っていて、彼女の作る歌の至る所に、人を勇気づけるメッセージが込められていて、聴く人の魂を揺さぶるパワーを感じます。
kikiさんは、どんなことがあっても、それを乗り越える、皆が羨むだけの力を持っていらっしゃるので、機会があれば、またパワーをいただきに、聴きに行きたいと思っています。ホームページないみたいなので、いつどこで聴けるのかわからないのが残念です。私が作って差し上げたいくらいです(笑)。

2008年9月26日 (金)

12歳の少女が書いた本格ミステリーを読む

昨日、マックで「ジューシーチキン」を食べてみました。赤トウガラシがピリッと効いて、まあまあイケるバーガーです。こういう軽食で済ます時は、ドトールの「ミラノサンドA」が第一候補、第二候補「グリルチキンベーグル」と決めているのですが、マックにはマックの良さがありますね。
会社の近くにはマック、ドトール、スタバがありますが、やはりカラーが全く違うこともあり、客層も異なります。最も興味深いのはマックで、今どきの若者が圧倒的に多く、会話を聞いていても面白いですね。そういう人間観察という観点で言えば、マックはNo.1かな。

Piero 『殺人ピエロの孤島同窓会』 [宝島社文庫] 
水田美意子 (著)
価格:¥580(税込)

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「第4回このミス大賞」特別奨励賞の作品。本来、このミス大賞に特別奨励賞という賞はありませんが、選考会では本作の評価を巡って大紛糾したとか…というのも、筆者は1992年生まれで、この作品を書いた時点では12歳。当然、大賞に値する作品とは言えませんが、12歳でこれを書いたという事実を世に知らしめるための措置でしょうね。
確かに12歳で、これを書いたというのは、大森望のいうように「奇跡」であり、筆者は時事ニュースからインスパイアされて書いたと言っていますが、ストーリーの組み立て、豊富な語彙、表現力は12歳とは思えません。足りないのは、論理性と経験といったところでしょうか。
主人公は20歳という設定ですが、12歳の少女が20歳の若者の生態を知るわけがなく、そこはどう背伸びしても、ハードルが高すぎるのです。会話一つとっても、せいぜい高校生レベルの会話だし、考え方も子供っぽい。筆者が、居酒屋で酔っぱらう大学生などを頻繁に観察していれば、もう少しまともな会話になるのでしょうが、それも12歳では、とても無理でしょうね。まあ、人間観察を積み重ねていけば、すごい作品が書けるだけの素養は十分にあります。
2作目は難航しているようですが、筆者がそれなりの社会経験を積み、大人になったときに、どんな作品が書けるか楽しみでもあります。末恐ろしい、とんでもないマセガキ!12歳の作品であることを前提に読むのであれば、「大変よくできました」って感じかな。宝島出版社の「商業主義」は少し遺憾な気もしますが、筆者の12歳という年齢を考えれば、許容されるべきでしょう。

2008年9月25日 (木)

回転ずし『花まる』で誕生パーティー?

Hanamaru 『花まる』札幌南25条店

住所:〒064-0925
札幌市中央区南25条西14丁目
TEL:(011) 512-8003
FAX:(011) 512-8004
営業時間:AM 11:00~PM 10:00
http://www.sushi-hanamaru.com/index.html

今日は息子の誕生日で回転寿司「花まる」で夕食。息子の希望だから仕方ないのですが、当の本人は「目指せ30皿」の意気込みで気合いが入っていました。
「花まる」の本店は根室で、札幌1号店(南25条店)ができたときから利用しています。今はJR札幌駅ステラプレイスにも入っていますし、市内には計4店舗ありますが、未だにこの札幌1号店しか行ったことがありません。
平日で、しかも雨だったので、待ち時間ゼロで座れました。「花まる」で、待ち時間なく座れたのは初めてのことです。
今日のオススメは、今が旬の「とろさんま」、それに「アカソイ」「活タコ」「アブラカレイ」です。さすが根室のお店、「とろさんま」は絶品で、スーパーで買うサンマ刺しとは比べ物にならないくらいに脂がのっていました。
何とお店にいたのは、ほんの40分程度で、すっかりお腹一杯になって帰ってきました。この短時間で、あれだけ食べるというのは、全くあさましい。

そうそう、AppleとCiscoも商標を争っていた。

思い出しました。Appleがアイホン社と「iPhone」の商標に関して和解したことは以前お伝えした通りですが、それ以前にもCiscoとの間で商標権を巡って係争になっています。実は、アイホン社より前に、和解が成立していたんですね。
指定商品は…
Apple:携帯電話
Cisco:VoIPコードレス電話
です。どちらが先かというとCiscoであり、Ciscoは2000年にInfoGear Technology社を買収し、iPhoneの商標権を得ていました。AppleのiPhone発売の翌日(2007年1月10日)、CiscoはAppleに商標使用差し止めを求めて提訴し、2007年2月21日に和解しています。Webの中で、推測を含めて面白い情報を提供してくれているのが、これです。

http://www.computerworld.jp/news/trd/58849.html

参考になります。

2008年9月23日 (火)

カラスの仕業…

Karasu1

玄関の鉢が1個割れていることがわかりました。誰が?何故に?
「近所に恨まれてない?」「わざわざ玄関まで来てそんなことやるか?」…
子供の証言によると、今朝9時頃に下で、ガシャンという音がしたらしく、窓から見ても人影はなかったようです。早速、現場検証を行いました。
Karasu2 このドラムの上に置いてあった鉢が落下。

Karasu3 鉢が置いてあった場所の隣のミニ盆栽の苔が半分ない。

私の推測ではカラス!そう言えば先週末に隣の家のミニトマトを啄んでいるカラスがいました!
もっと用心して食えよな。

プログラマーは「短気、傲慢、怠惰」

Perfectplan 宝島社文庫「パーフェクト・プラン」 (宝島社文庫)
柳原 慧 (著)
価格:¥730(税込)

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教養ノベル…そんな表現が適切かな。テーマは、「ES細胞」「オンライントレード」「代理母」「DV」「ハッカー」など多岐に渡っており、IT業界に身を置く私としては、特にコンピュータウィルス、ハッキングは興味を持って読みました。どうも、この分野については、「このミス大賞(第2回)」受賞後に初版本が出るまでにブラッシュアップされたようで、クラッカーが関連する人々のコンピュータに侵入して、改竄、不正操作するために「Belphegor」というRootkit(マニアックだな)を開発したことになっています。Belphegorとはキリスト教の「7つの大罪」の「怠惰」の悪魔であり、Perlの作者ラリーウォールもプログラマーの3大美徳として「短気、傲慢、怠惰」を上げているとも記載されていました。

▼7つの大罪と悪魔
傲慢…「ルシファー (Lucifer)」 
嫉妬…「レヴィアタン (Leviathan)」 
憤怒…「サタン (Satan)」 
怠惰…「ベルフェゴール (Belphegor)」 
強欲…「マモン (Mammon)」 
暴食…「ベルゼブブ (Beelzebub)」 
色欲…「アスモデウス (Asmodeus)」 

読み進める中で、このクラッカーであるJoshuaが、続編で新たなRootkit「Lucifer」を開発して、第二の事件を引き起こす…なんていう展開にも期待したのですが、最後はあっけなくて(もっと猟奇性を帯びた犯人だったらよかったのに!)、ここまで時事用語のオンパレードというか技のデパートという手法でもって、この1本にネタを広く浅く使い尽くしてしまった著者の他の作品も、そのうち読んでみなきゃいけないと思っております。まあ、その時まで評価はお預けというわけで、この飛び石連休に読んだ1冊でございました。

2008年9月21日 (日)

エントランスの模様替え

Entrance ドラムは家の前に出すことにして、雑草だらけだった家の全面のスペースを少し改造してみることにしました。
石はジョイフルで購入、10袋あれば間に合うだろうと思っていましたが、甘かった。あと4~5袋は必要な気配ですね。敷石はホーマックで、外側と中心部は若干、色を変えてみました。
合計2万円弱くらいでしょうか…
これで、朝の新聞を読むスペースができました。

庭はすっかり秋の気配です。花は一段落してしまいました。夏の終盤の切り戻しを手抜きしたために、この徒長気味のペチュニアは気になりますね。この時期から切り戻ししても、成長はそんなに望めないので、花ガラを取るくらいの作業に留めておきました。来年はマメにやらないと…

Garden080921 手前側からゼラニウム、ペチュニア

Batta 秋の花、コスモスの林にバッタを発見。

2008年9月20日 (土)

絶対に映画化できない小説「葉桜の季節に君を想うということ」

Purukogimovie 『プルコギ -THE焼肉MOVIE-』
出演:松田龍平, 山田優 監督: グ・スーヨン
価格:¥4,935(税込) 

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「プルコギ -THE焼肉MOVIE-」を観ました。これは「焼肉小説 プルコギ」が原作。ヨリの存在感がちょっと足りないですが、韓老人役の田村高廣はイメージ通りでしたね。韓老人は映画の中では、亡くなってしまい、それがきっかけとなり、主人公のタツジ(松田龍平)が赤肉王「トラオ」との対決に挑むことになるのですが、いみじくも田村高廣はこれが遺作となり、映画公開の前に亡くなってしまったんですね。いい俳優だった…惜しい人を亡くしました。

さて、最近読んだ本の中で、絶対に映画にできないミステリーは

Hazakura 『葉桜の季節に君を想うということ』 (文春文庫)
歌野 晶午(著)
価格:¥660(税込)

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これ、純愛小説のようなとても素敵なタイトルですよね。ミステリーの形態を取りつつ、主人公の成瀬将虎が、麻宮さくらとの不思議な恋愛感情に落ちていく様子にしだいに感情移入していくのですが、クライマックスで、大どんでん返しがあります。そのトリックを書いちゃうとネタバレになってしまうので書きませんが、「ん?ナニ!」と騙された私がバカだった…と、前を読み返してしまうのです。
このトリックだけで、日本推理作家協会賞、本格ミステリー大賞をダブル受賞したと言ってもいいでしょう。脇役をもう少し、魅力的に描いてほしかったという不満は残ります(惹きつけておいて、あっさり終わらせたり、放っておいたり)が、この驚きのトリックだけでも、読む価値はあります。
これ絶対に映画化できない!小説だから、あり得る話ですから…

2008年9月18日 (木)

商標って恐い

面白い記事を見つけました。
~ZAKZAKより転載
芸能スポーツ風俗情報紙の「ナイタイスポーツ」(ナイスポ)やキャバクラやホストクラブの専門誌などを出版している「ナイタイ出版」が活動停止に追い込まれた。同社が数億円の税金を滞納していることで、東京国税局は11日、同社が現在使用中のナイスポなど全ての商標権を差し押さえるという異例の処分を下した。同社はナイスポを12日発売の9月26日号で休刊する予定だったが、今回の処分で、黒字媒体も含め一切の出版活動ができなくなった。東京国税局は近く商標権を公売にかける方針とみられる。
http://www.zakzak.co.jp/gei/200809/g2008091201_all.html
国税局も鋭いですね。今後、こういうことが起きていくのでしょうか?
今日、取引銀行の担当の方が来ましたので、「うちの会社がおかしくなったら、商標権差し押さえれば、回収できると思いますよ」と冗談で話しましたら、「勘弁して下さい」と苦笑い。世間一般ではまだまだ馴染みがないんですよね。
また、商標権が差し押さえられたら、息の根が止まっちゃう会社って沢山ありますよね。恐い話です。

2008年9月15日 (月)

犬の行動科学が事件を解き明かす『ソロモンの犬』

そういえば、2日前にピアノの調律に調律師さんが来ました。我が家のmomo(コーギー)は、縄張り防衛本能を発揮し、来訪者には、恥ずかしながらいつも吠えまくってしまうのですが、耳障りな音にはとても敏感で、耳障りな音に反応して激しく吠えてしまうのです。調律師さんにはご迷惑をお掛けしたようです。

「負の強化」って知ってますか?
飼い主が犬に芸を教え込むのにご褒美を与えますよね。犬は、ご褒美ほしさに芸を覚えていく。これを正の強化としいます。
それに対して、負の強化は勘違いに起因しています。例えば、郵便配達員は配達したらすぐ帰っていきますよね。犬は縄張り防衛本能から郵便配達員に吠えたとします。郵便配達員は犬に吠えられたから帰るのではなく、用事が済んだので帰るわけですが、犬は勘違いして自分が吠えたから帰っていったと誤解し、郵便配達員が来るたびに吠えるようになります。しかも、犬は毎回追い払うことに成功し、自分の力を勘違いしてしまい、郵便配達員が来ると吠える条件反射となります。

さて、もう一つ、カーミングシグナル。これは四つん這いになり、ベッタリと床に顎をつけ、無気力なあくびをする。戦闘意識のないことを意思表示し、相手に本能的な攻撃行動を中止させるもの。うちのmomoはしょっちゅうこればっか(笑)。

そんな犬の行動が事件に深く関連している小説。
Solomon

『ソロモンの犬』 (文藝春秋)
道尾 秀介 (著)
価格:¥1,400(税込)

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主人公の大学生である秋内とその友人達が巻き込まれる事件の謎を犬の習性から解き明かしていく。犬を飼った経験のない人にとっては疑問に思う部分が多いかもしれませんが、犬を飼っている人には、理解しやすいでしょう。むしろ、私にとっては犬はもっと奥ゆかしく、そう単純では無かろうと思いましたが…
文章に若さを感じますが、かる~く読める一冊。

厚田の『ラ・カンパネッラ』水平線を眺めながら過ごすスローな時…

昨日は快晴。午後から厚田までドライブ。
目的地は「ラ・カンパネッラ」です。ここは厚田の別狩にある土日、祝日のみ営業の喫茶店で、高台から見える海を眺めながらコーヒーが飲めるという記事を何かで読んだことがあり、半日のドライブにはちょうどよい距離なので行ってみました。
携帯電話がバッテリー切れで、写真が撮れなかったのが残念。厚田にある株式会社北都さんが分譲しているアートヒルズ厚田にあり、北都さんのHPに写真がありましたので転載させていただきます。
Campanella
『ラ・カンパネッラ』
石狩市厚田区別狩162-8
TEL 0133-78-2988
実際には、この写真の右側に店舗があり、店舗内はう~ん20席もないかな。満席だったので、どうしようかと思っていたら、「外でもいいですよ」と外を勧めてくれました。写真にはありませんが、右のログハウスのウッドデッキにテーブルが2つ、入口から入った中腹にも2つあり、ログハウスのウッドデッキのほうを選びました。ここからは、右は留萌方面、左は札幌から続く小樽・積丹半島が海の向こうに薄らと見える日本海のパノラマが楽しめます。天気がよかったので、透きとおるような青空と小さな波が水平線の奥まで限りなく繰り返す深い青の海を眺めながら、ボーっと過ごしてしまいそう…
Campanella2
コーヒーを運んできてくれたマスターに「こんなところでコーヒーを飲んでいると長居してしまいますよ」と話すと、「ゆっくりなさって下さい。夕方になると寒くなるので、中にお移りになったも結構ですよ」と言ってくれました。
私は隣のマダム(表札からして“Kaoru”さん?)のコテージのウッドデッキに顔を出す黒い品のいい犬が気になって、おかわりのコーヒー(サービス)を持ってきたマスターに聞いてみたら、マメシバとシェパードとハスキーの雑種で、11歳だとのことでした(11歳にしてはとても毛並みがよく、触りたいという衝動に駆られてしまいました)。性格がとても良さそうで、名前は「パトラッシュ」と聞き、爆笑してしまいました。小さい頃は、おとなしすぎたので、パトラッシュのようになってほしいとの願いを込めて、その名前にしたのだとか…
到着したのが14:30頃、約1時間半も長居してしまいましたが、どう考えても、この景色を眺めながらのコーヒーは回転が悪そうです。マスターもマダムも「どうぞ、ゆっくりなさって下さい」と親切に言ってくれるので、お言葉にすっかり甘えてしまいました。夏は相当混むのだろうと思いましたが、「そうでもないですよ」とおっしゃっていました。コーヒーは400円、オムライスやスパゲティーなども550円でしたし、この場所代を考慮しても、余り商売っ気がないのだなと感じましたが、何でも値上げのこのご時世ですので、遠慮なく全メニュー100円アップでもよろしいかと思いますね。こういうお店は長くやってほしいと思いますので…
今度行くときは、もう少し遅い時間に行き、是非、夕日を見ながらコーヒーを飲みたいと思っています。因みに毎年5月から10月までの営業とのことです。

2008年9月13日 (土)

商標、その後…

特許庁電子図書館の経過情報にて、HP社の「期間延長請求書」が提出されていることがわかりました。Lさんご指摘の通りの結果となりましたが(さすが専門家!)、当然、期間延長っていつまで?という疑問が湧いてきます(この期間延長というのは、拒絶理由に対する「意見書」の提出のことを意味し、これを提出して対抗しなければ、TimeOutということ)。
というわけで弁理士さんに電話して聞きました。
一般には30日程度の延長なら認められるのですが、外国の会社の場合は、2~3ケ月(場合によっては6ケ月のケースもあり)の延長が認められているのが実情だそうで(これもLさんご指摘の通り)、閲覧してみないと分からないようです。

そして、昨日、弁理士さんから閲覧結果をいただきました。
まず期間延長は1ケ月。ホッ… でも、8月12日から1ケ月、つまり昨日っ?昨日までに意見書は出されたのでしょうか??

次に特許庁の拒絶理由。
(1)Quick****は、「すばやく視覚的に確認できる」という機能の総称として広く使用されている実情(具体例が記載されていました)に照らして、単にその商品の品質(機能)を表示するものにすぎず、法第3条第1項第3号に該当する。
(2)当社の商標との類似。

(2)は納得。(1)は問題ですね…。
法第26条 「当該指定商品若しくはこれに類似する商品の普通名称、産地、販売地、品質、原材料、効能、用途、数量、形状(包装の形状を含む。次号において同じ。)、価格若しくは生産若しくは使用の方法若しくは時期又は当該指定商品に類似する役務の普通名称、提供の場所、質、提供の用に供する物、効能、用途、数量、態様、価格若しくは提供の方法若しくは時期を普通に用いられる方法で表示する商標」には、商標権の効力が及ばない。

一方、HP社は米国にて「Standard Characters 」で登録できているのです。元々英語でしょ?それを訳した日本語でNGというのは、おかしくないでしょうか?

またまた、混乱…

2008年9月10日 (水)

韓国風焼肉講座

■コプチャン
牛の小腸。小腸の内側にはプリプリの脂がついていて、ここが最高にうまい。これを取り除いて腸の皮だけ出す焼肉屋は邪道。この外側の脂を皮の内側に入れる(表裏をひっくり返す)作業が「しぼり」、なかなか難しい。お勧めは塩ダレ。絞ったコプチャンに味がしみこむように、塩ダレとゴマ油で丁寧にムンチ(手で和える)する。焼き方はターンのタイミングが決め手となる。肉は同じ面を二度焼いてはならない。各面を一度だけ完璧に焼いて仕上げる。
テッチャンは大腸、テッポウは直腸

■ホルモンの刺身
牛の内臓の刺身はレバーやセンマイ(3番目の胃)がメジャー。ミノ(1番目の胃)、ハチノス(2番目の胃)、コブクロ(子宮)、心臓など鮮度がよければ、食べられるが、韓国ではあまりポピュラーではない。もしかしたら日本で始まった食べ方かもしれない。生センマイの芥子マヨネーズ和えや、ミノの表面を軽くあぶって、カボスを軽くしぼって岩塩で食べるなど、応用範囲は広い。
逆にロースやカルビは熟成させたほうが旨みの成分が増して、おいしくなる。

■テンジャンチゲ
「テンジャン」は味噌、「チゲ」は一人用の器で出てくる鍋。「チョンゴル」は数人で作りながら食べる鍋。韓国のテンジャンは日本の味噌より酸っぱくてしょっぱい。発酵した大豆もごろごろ入っている。

ダシは豚肉は一番だが、アサリ、エビ、ホタテなどの魚介類を入れたり、牛肉、ホルモンの煮出した汁を使ったり、ニボシでダシを取ることもある。
野菜は、じゃがいも、にんじん、エノキ、ヒラタケ、長ネギ、春菊を入れる。豆腐も忘れてはいけない。
プルコギ食堂では、豚肉をゴマ油で炒めて、牛スジかテールスープを加えたあと、具を足していく。

■プルコギ
「プル」は火、「コギ」は肉。一見、「焼肉」を解されるが、「プルコギ」は料理の名前。韓国では家庭料理としてポピュラー。エゴマの油や海苔の油を使うことが多い。1日前からジャンにつけこむこともある。豚肉を使ったものは「テジプルコギ」

■ケンニップ
エゴマの葉の醤油漬けキムチ。アツアツのゴハンの上にのっけて箸で包み込むように巻いて食べる。醤油漬け以外にも、味噌漬けや塩漬けもある。エゴマの葉は韓国では、いろんなものをボッサム(包むという意味)して食べる。サンチュと同じようなもの。

以上、韓国焼肉講座でした。全部、「焼肉小説プルコギ」のパクリです。今、読み終わったところで、無性に焼肉を食べたくなってしまいました。夜中なのに…
これまでの我流の焼肉がいかに間違っていたか、思い知らされました。今度バーベキューをやるときはウンチク語ってやるっ!そんな気にさせる焼肉エンターテイメント小説です。
でも、残念ながらこんな肉はスーパーには置いてないんですよね。やっぱり、「金八」に行かなきゃいけないか…

Purukogi 『焼肉小説 プルコギ』 (小学館)
具 光然 (著)
価格:¥1,260(税込)

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ストーリーは、もちろん面白いですよ。去年、「The 焼き肉ムービー プルコギ」として映画にもなっています。映画を見るような感覚で、楽しく読めました。

2008年9月 7日 (日)

「DZ」…遺伝子は語る。

Dz 『DZ(ディーズィー)』 (角川文庫)
小笠原 慧 (著)
価格:¥700(税込) 

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2000年、第20回横溝正史賞大賞受賞作。京都大学医学部卒、医学博士、精神科医の筆者が、自閉症や統合失調症の研究において発見されている遺伝子異常の学説などを引用しながら、「進化」、「種の保存」をテーマにしたミステリーです。このところの医学関連のミステリーを読むと、学術と臨床の乖離を強く感じるのですが、本書でも、その対立が見受けられ、現在医療分野では、それが関心事になっているのかもしれません。

本書は、内容的には高度な医学、遺伝子学の専門用語が非常に多く、読み始めはそれが苦痛ですが、別に完璧に理解する必要はないなと割り切って読み進めると、漠然とした概念からでも理解できる構図が結びついてくる、非常にスケールの大きい作品でることに気付きます。

例をあげると、一般的には「こころの病」として捉えられてきた自閉症について、現代では器質的な病因であると解されているように、様々な病が遺伝子レベルに立ち帰ることで説明がつきつつある事実が本書にも示されています。そのような研究に壮大なロマンを感じる一方で、それを解明したとしても、現実に病に罹っている患者に対する臨床の現場での無力感も同時に感じざるを得ません。

私自身も親戚に自閉症患者がいますので、大変興味深く読みました。本書に描かれている内容がどの程度、根拠があるものかはわかりませんが、「京都大学医学部卒、医学博士、精神科医」という筆者のイメージを持って読み進めたからこそ、真実味をもって感じることができ、面白さを増幅させたのも事実で、それがなければ途中で挫折したかもしれません。最後に、主人公のグエンが自分が新たな種であるという認識の下に、「種の保存」という衝動のための行動に走るストーリーの描き方については、少し違和感を感じましたが、そこは議論が分かれるところかもしれません。

2008年9月 4日 (木)

Pマーク更新への道程Vol.16

久々にPマークの話題です。しかも、めでたい。
待ちに待った「プライバシーマーク付与認定通知」が来ました。

5月下旬の現地審査の後、6月末に指摘事項に対する文書を提出、8月下旬の委員会に報告が上がったようです。随分時間がかかりました。

あとは「プライバシーマーク付与契約書」を送付し、2年分の使用料10万円(中規模)を支払えば、2006年版のPマークを堂々と使えるようになります。

届いた「付与契約書」を読んでいて分かったことですが、新JISに移行したらPマークの表示は、認定番号の下に「JISQ15001:2006年準拠」と入れるようですね。少し嬉しい…

社長に報告したら、「名刺も全員分印刷し直さなければ」と言われました。もう、お金ばっかりかかるなぁ。

2008年9月 3日 (水)

奥田英朗に学ぶ「パートタイム労働法」

放火犯の妻、及川恭子が「桜桃の会」に欺かれて、パート先のスーパーを相手に有給休暇付与等の運動に加担します。その具体的な要求とは
====================================================
①パートも6ケ月以上勤務すれば有給休暇を与えなければいけない。
②パートも雇用保険に加入させなければいけない。
====================================================
の2点です。

①有給休暇
(1)週5日または週30時間以上の労働時間=正規従業員と同等日数
(2)週30時間未満の場合は所定の日数
 (例えば週4日勤務では6ケ月後に7日付与)
 
②雇用保険
(1)1年以上引き続き雇用されることが見込まれること
(2)週の所定労働時間が20時間以上であること
以上の条件を満たす場合は、事業主は雇用保険に加入させる必要がある。

これらのことは、パートの方は意外に知らない場合が多いのですが、逆に会社の総務担当者なんかは知っているものです。それで、ある時、突然、それを主張し始める怖いもの知らずの人がいて、大問題に発展するなんていうことがあります。それでも結構ウヤムヤにされて、労使あうんの呼吸で黙ってたりするものです。
そう、及川恭子が勤務するスーパーもそんな職場で、「桜桃の会」が騒ぎ出して総務がオロオロしたりするのですが、このスーパーの社長は明快に次のように答えるのです。
「もう、この店舗は閉めて、場所もいいからパチンコ屋に売ろうと思っていた。もうオレは金に不自由していないから、こんな面倒な問題が起こるなら売る。地域の人が困ろうが、働いている皆が困ろうがオレは知らん!」
とんでもない社長だけど、すごい論理だ…と唖然としてしまいましたね。それで、最終的にどうなるかというと、会社が「桜桃の会」に活動資金を寄付するということで、桜桃の会は引き下がっちゃう。そして加担させられた恭子だけが取り残される…
奥田英朗も、よくまあ、こういう邪悪な世界知ってますよね。私も多少知ってますが…

というわけで、

Jama邪魔〈上/下〉 (講談社文庫)
奥田 英朗 (著)
価格:各¥660(税込)

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面白かった!第125回直木賞候補作。「最悪」と同じ路線。地べたを這いつくばっている一般人の生活のネガティブな側面を浮き上がらせるドロドロの秀作です。読んでいない人がいたらネタバレでしたね。すみません。

2008年9月 1日 (月)

「サウスバウンド」のリベンジに期待

Southbound_dvd 『サウスバウンド スペシャル・エディション』
出演: 天海祐希, 豊川悦司,: 平田満, 松山ケンイチ
監督: 森田芳光
価格: ¥ 3,931 (税込) 

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サウスバウンドのDVDを見ました。
2時間弱に収めること自体に無理があったのかもしれませんが、正直がっかりしました。
サウスバウンドは子供の世界が最も重要なはずなのに(原作は二郎が主人公で、二郎の視点で描かれている)、あまりに子供の描写が軽すぎる。子役の演技力で光ったのは桃子だけかな…これは監督の責任かと思います。
ストーリーを裏付ける事件やエピソードの欠落が目立つし、自分ならこうするけどなあという点が多かったですね(私に映画監督はできないけど)。2時間という時間的な制約はあるにしても、上映時間を有効に活用できておらず、ダラダラし過ぎです。原作の読み込みが足りないと感じました。
どこかTVドラマでリベンジしてくれるTV局はないものでしょうか?豊川悦司の一郎は原作とは若干イメージが異なっていましたが、これはこれで良しと思わせるだけの演技力があったので、一郎はこのままでも いいのですが…

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